【PMコンシェルジュ】プロジェクトマネジメント メールマガジン (No.254) ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■   PMコンシェルジュ(プロジェクトマネジメントコンシェルジュ)   2010年2月22日(No.254)    http://www.sno.jp   Index     ・今回のテーマ(第3段階から 〜40歳代からが面白い〜)     ・用語     ・編集後記     ・PMコンシェルジュについて ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■  12月頃からずっと考えていたことで、2月中旬になってから瞬間的 に決めたことがあります。 やはりずっと考えていると、それが訪れた時は早く決められました。 この4月から、筆者も新しいスタートを切ろうと思います。 大変だと思いますが、じっとしていられないので・・・。 ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■ 【今回のテーマ】 第3段階から 〜40歳代からが面白い〜  人事評価制度等は古くから業界ごとにも業種ごとにも開発されて きており、それを適用しているところも多いと思います。 今回は筆者の独断としたPMに対しての適応段階をお話してみたいと 思います。 ITプロジェクトの人的リソースを求められる時、絶対条件として年 齢制限がされていることが非常に多いです。 リクエストを出す方がどのような思いでその制限をされているかと いうことは察しがつきますが、どうも微妙な気持ちになります。 年齢で仕切れる部分より、年齢とは関係ない部分、年齢を経たこと により備わった強固な部分のほうが相対的に多いのではないかとい う点があるからです。 そこで、年齢制限をする前に、そもそもPMやPLが仕事人として何を 身につけている必要があるのかという点で、通過してくるべき過程 を通して再考してみたいと思います。 教育については、それぞれの能力を高めるための方法として6つに分 け、その6つをそれぞれの方法で考えそして高めていく必要があるよ うです。 その能力とは、 ・素質 ・知識 ・経験 ・意欲 ・教養 ・リーダシップ です。 どれか一つが秀でていても、それが全体的に高まっていないと、そ れは組織において、またはプロジェクトにおいてPMやPLの役割を担 うのは厳しいかなという点です。 このバランスが取れていない段階にも関わらずに、PMやPLのポジショ ンに強引に置かれていると、ギクシャクしているようです。それら のバランスが取れていない場合、それを補う者が近くに配置されて いれば、バランスを取ることもできますが、実際にはそういう配置 計画を敷くのは困難があるようです。 経験的なプロセスでいうと次の4つの段階があるように思います。 [第1段階目](作業) ・作業を覚える(作業数は何百以上という単位) ・作業を正確にこなす ・作業を早く正確にこなす [第2段階目](作業) ・教える ・権限内で状況判断する ・リーダシップ ・その環境で誰よりも早く正確に作業をこなす [第3段階目](仕事) ・気づく(周囲に助けられて自分が存在する) ・仕事を数字で表現する ・職域内で計画を立て、実行する ・問題意識を持ち、対応しようとする [第4段階目](仕事) ・コントロールする ・責任を持つ ・組織を率いる ・プレッシャーをバネとする 上記は一般的な人事評価制度とは違うかもしれません。 また、段階が上がるごとに、下位の段階を網羅している必要があり ます。 第1段階は時間をかければ誰でもできる、「作業」の領域です。 第2段階は、6つの能力のうち、やや知識・経験・意欲・リーダシッ プが求められるものです。 ここで、6つの能力の中の経験という点では、第2段階から第3段階 への移動には、時間がかかります。 第2段階までは時間をかければ多くの方が進める域ですが、第3段階 になると時間もかかりますが、時間をかけるだけではその域には達 成できません。 それは視点も大きく異なってくるからです。 言い換えると、「作業」→「仕事」に内容の質が転換するからです。 まず、気づく点として、仕事全体を鳥の目虫の目で見らる余裕が出 てこないと、気づきに繋がらず、気づいた後はその気づきに対して、 考えるようになっている状態です。そして行動する姿勢になってい ます。 また、目標への意識が大まかな感覚ではなく、具体的な数字となり、 はっきりとした形で具体的になります。 この数字とは、売上だったり、期日や時間だったり、計画を数字と して表現したり・・・と数字に置き換えて仕事を表現することがで きる域ですね。 別な言い方をすると、第2段階から第3段階には時間がかかるので、 その分人としての物理年齢を重ねます。 その時に、結果として年齢の重ね方をきちんと重ねてきた場合は、 人としての幅がより深く、そしてより味が深くなっている状態とも 言えるでしょう。 この時間の過ごし方というのが非常に大切なのではないかという点 を感じてなりません。 この時、シャドウPMやPMアドバイザーに値する者の存在価値は、時 に大きなバネになるでしょう。 やはり、放漫PMや暴君のようなPM、頼りないPM(それを支える仕組 みができていればいいのだが)を見ていると、この過程でどんな過 ごし方をしたのだろうかと訝ります。 えてして、6つの能力の中を細分化して、技術力のみ長けている人、 口だけが達者な人等、一つの能力だけが秀でていて、他の能力とバ ランスが取れていないと、プロジェクトでも推進の厳しさを感じま す。 第3段階に達さないで言わば一芸だけで、小・中規模のプロジェクト のPMやPLに消去法としてアサインされているような実情は多いので はないでしょうか。 そして、第3段階を経た者でないと第4段階には行かれない道筋があ ります。 この辺は心の年輪が必要とされる部分であり、別の感性が磨かれる ようになっています。 例えば、相対的に若い頃に比べて物理的には体は少しずつ衰えてき ます。 体力の衰えも感じて、徹夜も辛くなってくる頃です。 しかし、その衰えと引き換えに得られる感性があり、年輪を通して 多くの見えない情報を捉えるための触角が機能するようになります。 例えば、視力が低い人の耳が、視力の高い人よりよく聞こえるよう になるというのは、耳が目の補完もしているという点で同様です。 この年輪の幅が増し、触覚が機能してくると、第4段階としての仕事 をするのに最適です。 プロジェクトで言えば大規模プロジェクトを率いるPM、プログラム マネジメントを行う者に該当してくるでしょう。 ここでは第1段階から第4段階にまで分けましたが、誰もが第3段階以 降に進める訳ではなく、これも物理年齢だけで切れるものではあり ません。個人ごとに大きく異なります。 ここで、誤解を生みやすい能力である「教養」についてお話します。 この「教養」とは、一般的な用語解釈とは異なります。 筆者が経営というものを学習し始めてから知ったものですが、そこ で知った「教養」の意味は次のものでした。 以下、中小企業家同友会の勉強資料から抜粋します。 ここから----------- 教養 高水準の目標を自ら設定することが出来、それに到達する為の自己 管理が出来ること。つまり高い目標に向かい今つらい事に耐えられ ること。単なる多識者のことではない。 教育としては、ある程度努力し続けないと達成することが出来ない 目標与え、励まし、達成したときの喜びを体験させる。 -----------ここまで 筆者がこの「教養」について初めて知った時、衝撃的な思いでいっ ぱいになりました。 6つの能力のうち、素質は動じないものですが、「気づく」こと、そ して、「出会う」ことは第3段階に進むための大切なキーポイントな のではないでしょうか。? 人により差はありますが、そのような点を鑑みて誤解を恐れずに言 うと、第3段階以降に達している人であれば、大事が起きても受け入 れられる心の強さを備えられており、その時「40歳代からが面白い」 と言えるでしょう。 ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■ 【用語】 教養 (1)おしえそだてること。 「父は其子を?するの勤労を免かれ/民約論(徳)」 (2)社会人として必要な広い文化的な知識。また、それによって養 われた品位。 (3)単なる知識ではなく、人間がその素質を精神的・全人的に開化・ 発展させるために学び養われる学問や芸術など。                         goo辞書より  一般的にはgoo辞書より抜粋したものですが、ここでは本文に記 載した内容として捕らえています。                           筆者注記   プロジェクトマネジメント関連用語 ↓                  http://www.sno.jp/word/ ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■ 【編集後記】  先週から冬季オリンピックが開催され、たまらない感覚になります。 毎日TVを通して、彼らから教わること、そして大切な忘れいたもの を思い出させていただいております。 結構感情が揺れる思いでいっぱいです。 筆者にとってオリンピックは感情という筋肉を激しく動かしてくれ るものです。 感情の運動会とでも言えそうです。 また、今回はヴァンクーバーで開催されており、筆者が始めて海外 の地に降り立ったところです。 それもまた趣きを深くさせられます。 これをお読みの皆様は、今回のヴァンクーバー冬季オリンピックで は何を感じ、何を学び、何を得ているでしょうか。  編集者のブログ   http://ameblo.jp/project-concierge/ ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■  【PMコンシェルジュについて】      (プロジェクトマネジメントコンシェルジュ)    PMコンシェルジュについては こちら ↓       http://www.sno.jp/pm_concierge.html    バックナンバー ↓       http://www.sno.jp/mail_magazine/   生きていくうえで、人は何かを達成させていきます。   多くの人々に物事を達成させる喜びを伝えたい。!!   PMコンシェルジュはプロジェクトマネジメントを通して、物事   を達成させるお手伝いをしてゆきます。 ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■  ●登録/解除について     このメールマガジンの登録・解除はこちらから。       http://www.sno.jp/mail_magazine.html  ●発行元 : 株式会社 素直  井上直子             http://www.sno.jp         米国PMI認定 PMP No.221100  ●このメールマガジンはお知り合いの方への転送大歓迎です!!   その際はそのまま転送をお願いいたします。   但し、内容についての著作については弊社に帰属しております。  ●このメールマガジンは受信者個人の責任においてご利用ください。   当メールにより生じる損害等について責任を負いません。  ●このメールのご意見・ご感想・リクエスト・お問合せ等は    http://www.sno.jp/query.html までぜひお送りください。   些細なことでも結構です。お待ちしております。   Copyright (C) SUNAO since 2006 All rights reserved. ■PMP出願サポート(資格申請コーディネート、資格申請代行)   ・日本語の試験申請フォームをご提供   ・日本語で作成した試験申請(申込)書を英語に翻訳し、PMP試験の代理申請    http://www.sno.jp/pmp_support/ ●恵まれない方のために。。。  1クリックすると協賛企業が慈善団体に寄付してくれます。  今、自分がここにいられることに感謝し、1日1回クリック=1円しませんか。  http://www.dff.jp/