【PMコンシェルジュ】プロジェクトマネジメント メールマガジン (No.257) ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■   PMコンシェルジュ(プロジェクトマネジメントコンシェルジュ)   2010年3月1日(No.257)    http://www.sno.jp   Index     ・今回のテーマ(PMと倫理)     ・用語     ・お便り紹介     ・編集後記     ・PMコンシェルジュについて ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■  仕事帰り、花屋さんの前を通りかかりました。 そこには桃の花がたくさんありました。 赤と桃色のフリージアを買って帰り、眺めています。 もう、春なのですね。 ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■ 【今回のテーマ】 PMと倫理  セミナーでお話した時に、賛否両論の反応がありました。 それは、個人の考え方も多分にありましたが、それ以外にその方の 職業や仕事上での立ち位置によっても大きく左右されているように 見えます。 今回はその中の一部であるPMと倫理観について述べたいと思います。 これからその道に進もうとする方にとっては、少々「暗い」、「不 愉快」と感じることも人によってはあるかもしれません。 そう感じられた場合は、その先を即お読みになることを辞めた方が よいと思います。 プロジェクトにおいても純粋に仕事を進めていると、時として知り たくないことを知ってしまうこともあります。 その「知りたくないこと」とは、職域・職階により異なり、その段 階が上がる程に多くなることがあります つまり、プロジェクトで言うとPMやPLに位置していたり、マネジメ ントグループに相当するものに所属していたり、上層階級の者と接 することが多い仕事をしていると、遭遇してしまう確率が高くなり ます。 最初は違和感を感じ始め、そしてやがてそれが「不正」に遭遇した と知った時、当初は状況に流され、事態の動向や周囲の反応を観察 するということが多いのではないでしょうか。 さらに、周囲の者の反応を見ながら、個人の感じ方、考え方により 反応が違います。 そして、それは個人ごとの人生観をも固定化していくものとなって しまうような気がしています。 その時 ・清濁併せ呑むと割り切る ・所詮こんなものと、諦める ・自分の心の違和感と対話し、当事者に伝える 等、ここに記載したことより実に反応は多いでしょう。 読者はどうでしょうか。? 若いPMやPL達は初めて不正に出会うと驚かれるかもしれません。 筆者の経験では、初めは信じられませんでした。そして、平気で淡々 と不正を行っている人々を見て、信じたくない気持ちを持ち、裏切 られた気持ちと残念な気持ちが最初にわいてきました。 さらに不正に出会う前は、なんとなく不正とは分からないまでも不 正の匂いというものは、感性で薄々感じることがあります。 そして知ったことは、小さな不正の後ろには、大きな不正が存在す ることがあるということです。 最初の驚きは、プロローグにすぎなかったりすることがあります。 この時、流されずに諦めなかった人や倫理観の強い人は、自分との 対話を行って考えたり、そのことについて、実際に意見を述べたり することもあるでしょう。 でも、その事の大きさによっては、非常に「勇気」が必要なことも あるでしょう。 それは、 ・家庭がある ・今は不況である 等の理由が現実的には、すぐに直面してくるからでしょう。 このメルマガの読者の中には筆者のことを知っている方もいるので、 理想論ではなく堂々とお話します。 以前も書きましたが、 プロジェクトで言えばPMやPLの役を担うことを選ぶのであるならば、 「組織人ではなくて、仕事人を目指せ」ということです。 先に書いた直面することは、組織人でなく、仕事人であれば、組織 人に比べて自分の考えに正直になりやすいものです。 ここから以下は、不正に出会った時に「清濁併せ呑む」考えや「諦 める」考え、「様子を見続けてうまく泳ぐ」考えでない場合につい て書きます。 言い方によりますが、社会通念上の倫理観を通してもおかしいと判 断した場合、できるだけ大人の会話で「No」と言っても、組織から 時にお役御免のジャッジを受けることもあるでしょう。 その時、 ・その組織でのプロジェクト経験をキャリアとして捉えるか ・仕事人としてのキャリアを取るか というような状況になることもあります。 その時に、筆者の体験がもしも参考になりそうなら、下記をお読み ください。 そうでない場合は、以下を読むのをおやめください。 やはり、根本的なものは「小手先」だけでは解決ができません。 迷い続けることもあると思います。 もし、その迷いが決断しなければならないところまで来た場合は、 心の中の「モヤモヤ感」を探してみてください。 そのモヤモヤ感はシグナルであって、それを無視することは「決断」 を鈍らせることに繋がります。 つまり、「決断」は感性と繋がっているため、これを無視すること は「決断」を鈍らすことになるのです。 その時に観察してほしいことがあります。 そのプロジェクトは、またはそのプロジェクトの成果物は、 ・世の中の人のためのプロジェクト(または成果物)になっているか ・ある一部の人達のためのプロジェクトになっていないか ・単に自組織の売上を計上するためのプロジェクトになっていないか という点を観察してほしいのです。 幸せの優先順位として不等号で表すなら、 エンドユーザ > プロジェクトに関わる人 > 組織(企業) であってほしいと思っています。 もし、仕事(またはプロジェクト)に自分が納得していれば、精神 疲労を起こさないでしょう。それどころか元気になれるでしょう。 しかし、納得していない仕事は、精神疲労を促していくでしょう。 それがやがてチンタラした仕事の仕方に結びつくことになるでしょ う。 こうやって、失敗プロジェクトが訪れることもあります。 この場合、始まる前から、プロジェクトメンバーの名簿を眺めただ けで、失敗を予測できることもあります。 不正を職務上知ってしまった時の反応は、その方の倫理観によって 分かれていきますが、どうしても社会通念上やってはならないこと をやっている人達の存在がプロジェクトの影にあると知ってしまっ た場合、考えた結果個人の「倫理観」を優先する「勇気」を取る場 合もあるでしょう。 大人としの会話をして「No!」と言った後、退路を断つことになっ た時、しばらくは濡れ衣を着せられた噂が横行することもあるでしょ う。 しかし、その期間を静止していればやがて時は過ぎます。 その時、転社をした後に時間が経ってから代償として、視野の広さ が増し、納得のいく仕事をできる機会に出会えることもあるでしょ う。 PMBOKでは、PMの倫理について述べています。 これはさらっと受け流されてしまう傾向がありますが、ここに載っ ているということは、それだけいろんな面で直面するということで もあります。 キャリアパスを考えながら歩んでいる若き人には度肝を抜かれるよ うなことがあるかもしれません。 初めは度肝を抜かれるようなことも、いずれその道を歩もうとした ら通過するものであると知るでしょう。 その時、PMの根底である倫理観と素直に対面していただきたいと思っ ております。 しかし、キャリアを歩きながら、それらをも自らの教養と捕らえて 歩むなら、そこには次のステップが待っているでしょう。 ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■ 【用語】 倫理  人として守るべき道。道徳。モラル。 ethics; morals                         goo辞書  組織から離れると、この言葉の重みをずっしりと感じます。                          筆者   プロジェクトマネジメント関連用語 ↓                  http://www.sno.jp/word/ ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■ 【お便り紹介】  「第3段階から 〜40歳代からが面白い〜」を読んでみて、まだ 30歳代ですが、キャリアパスに悩んでる中、よきヒントになりまし た。                            匿名  たったお一人の方でも、読んでいただき何かのヒントを得ていた だけたのであれば、筆者としては嬉しく思います。                     PMコンシェルジュより ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■ 【編集後記】  アバウトに書いたので「?」と思われる方もいるでしょう。 でも、大同小異で全て同じものはないので、これでよいと思ってい ます。 でも、いろんなプロジェクトや経験をしており、ある職階に就けば 出会う確率はあると思います。 今回これを書いたのは、もしこれからキャリアを積まれる方であれ ば、小さな免疫になればと思いました。 また、現在それに遭遇していれば、経験としての通過点であり、自 分の人生をも方向付けてしまうほどのことなので慎重に考えてほし いと思っています。自分の気持ちに嘘つくことの代償は大きいです。 といっても諦めた人や清濁併せ呑める器用な方は別ですが。 筆者は理想とは遥か遠く、数々の不正を知り、直面してしまうこと がありました。これからもあるでしょう。 だからこそ、志が高いだけでは精神的にやられてしまうこともある と思います。 だからこそ総合的な成長が必要であり、組織人ではなく、仕事人を 目指す心構えが必要だと強く思っています。  編集者のブログ   http://ameblo.jp/project-concierge/ ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■  【PMコンシェルジュについて】      (プロジェクトマネジメントコンシェルジュ)    PMコンシェルジュについては こちら ↓       http://www.sno.jp/pm_concierge.html    バックナンバー ↓       http://www.sno.jp/mail_magazine/   生きていくうえで、人は何かを達成させていきます。   多くの人々に物事を達成させる喜びを伝えたい。!!   PMコンシェルジュはプロジェクトマネジメントを通して、物事   を達成させるお手伝いをしてゆきます。 ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■  ●登録/解除について     このメールマガジンの登録・解除はこちらから。       http://www.sno.jp/mail_magazine.html  ●発行元 : 株式会社 素直  井上直子             http://www.sno.jp         米国PMI認定 PMP No.221100  ●このメールマガジンはお知り合いの方への転送大歓迎です!!   その際はそのまま転送をお願いいたします。   但し、内容についての著作については弊社に帰属しております。  ●このメールマガジンは受信者個人の責任においてご利用ください。   当メールにより生じる損害等について責任を負いません。  ●このメールのご意見・ご感想・リクエスト・お問合せ等は    http://www.sno.jp/query.html までぜひお送りください。   些細なことでも結構です。お待ちしております。   Copyright (C) SUNAO since 2006 All rights reserved. ■PMP出願サポート(資格申請コーディネート、資格申請代行)   ・日本語の試験申請フォームをご提供   ・日本語で作成した試験申請(申込)書を英語に翻訳し、PMP試験の代理申請    http://www.sno.jp/pmp_support/ ●恵まれない方のために。。。  1クリックすると協賛企業が慈善団体に寄付してくれます。  今、自分がここにいられることに感謝し、1日1回クリック=1円しませんか。  http://www.dff.jp/